第24回発表会が終わりました。
先月のことですが、
第24回発表会が無事に終わりました!!
コロナ禍になってから、4回目の発表会で、今回もどうなることやら…と思いましたが、全員参加が叶い、
そして皆さん、とても素晴らしい演奏だったので、
大変嬉しく思っております。
初めての発表会の方から、約10年前からなど長く通われてる方、全員の成長を感じる会でした。
今回は、プログラムに、珍しく挨拶文を載せましたので、
そちらを転載いたします。
本日は、池袋ポロロンピアノ教室発表会にお越しいただき誠にありがとうございます。
お陰様で、24回目を迎えることが出来ました。当教室は、私が大学3年生の時に近所の小学1年生の生徒さん二人を出張レッスンという形で教え始めたところからスタートしました。翌年の6月、私は教育実習のため約1ヶ月間、地元仙台に帰ることに。しばらくレッスンがお休みとなってしまうこともあり、その前に一度記念になることがしたい、と思い開催したのが第1回目の発表会です。
プログラムの作り方も分からず、前日までに用意するはずが急遽プリンターが壊れて、当日コンビニで印刷することになってしまいました。ホールのリハーサルには私が1番最後に着くという、主宰者としてあるまじき失態でした(苦笑)
出演する生徒はたった2名のみ。ひとり1,2分の演奏で終わってしまうため、当時伴奏していた声楽やフルートの友達に頼んで賛助出演してもらいました。そのため、生徒さんの演奏が終わってからは、私のピアノソロや、友人とのアンサンブルなど、ちょっとしたコンサートのようでした。
そんな小さな発表会ではありましたが、初めて自分の教えた子どもたちが人前で弾く姿を目の当たりにし、彼らの成長で胸がいっぱいになり、毎年必ず発表会をやろう!と心に決め、今に至ったわけです。
今回は最多の出演者数で、子どもの生徒さんも増え賑やかになりました。年少さんから中学3年生までと、幅広い年齢の子どもたちが演奏します。また、当教室は大人の生徒さんが多いのも特徴です。中には、ピアノ歴2年未満の方が3名もいます。それ以外の方も、大人になってからピアノを再開した方がほとんどです。
生徒さんの数は増えましたが、ひとりひとりと向き合っていくという方針は今も変わっていません。
音楽は、必ずしも必要なものではないかもしれませんが、人が生きるための原動力になると思っています。本日の発表会を迎えるにあたり、日に日に生徒さんの演奏が上達し、音はもちろん、顔の表情や心が前向きになっていく姿を間近で見ると、少なからず音楽が彼らの日々生きるための活力になっているのではないかと感じずにはいられないのです。そのお手伝いが出来るこの仕事は、私にとって天職だなと常々思います。
自分の思いを一台のピアノに込める。表現する力があるのは、心の救いになり、人生を豊かにしてくれると思います。
最後に、本日出演されるみなさまは、この舞台で演奏することをひとつの目標とし、それぞれが情熱をもって音楽に取り組み、努力を積み重ねてきました。だからこそ、素晴らしい演奏をお聴きいただけると思います。最後までお楽しみいただけましたら幸いです。
池袋ポロロンピアノ教室主宰 吉田詩子
今後も、生徒さんと一緒に音楽の楽しさを味わえるよう努めて参ります!!